特別な資産や才能がなくても、世界を変えるための行動は変えられる




みなさんは、ファクトリエをご存じでしょうか私は正直な話、この本に出会うまではお恥ずかしながら知りませんでしたHPを観てみると、なかなか面白いかつて、バングラデシュの工場からの奮闘でブランドを立ち上げているマザーハウスについて、いろいろ本を読んだことがありますが、この本は「Made in Japan」にこだわる「服」づくりなかなか興味深い内容で、手に取って読んでみることにしました








恥ずかしながらなのですが、知らないことが多く書かれていて、たとえば、Tシャツ1枚つくるのに2720リットルの水が必要なこととか、1990年に約50%だった国内アパレル品の生産比率は、2017年にはたったの2%程度に縮小していることなど、よく考えてみると、私自身もファッションにはあまり興味がないほうで、某メーカーの安価なTシャツを好んできていたり、Gパンなんかも帰省した際に田舎の食品売り場横の通路に陳列されていた手軽なものを穿いていたりなどなど、どこでつくられた「服」なのかなんて、まったくと言っていいほど気にしていなくて改めて数字を見せつけられると、そんなに日本の「服」がこんな危機状態だったなんて、何というか軽くショックだったりもしました






著者のこれまでの生い立ちが最初に記載されているのですが、いわゆるコミュ障なんて揶揄される性格なのかなと思ったりもして、ただ、コミュニケーション能力って特別に身に着ける必要は基本的になくって、自分がこれをしたい、これを成し遂げたいという強い気持ちがあれば上手に周りを巻き込んでいくことが可能である、他人と過去は変えられないと言いますが、自分の取り組み姿勢を変えていくこと、行動することが可能であれば、きっと周りもついていくという意味を指していて、それは岩盤のように厚く強い壁がそこにあっても、その方向性が合っているという信念があれば、徐々にであるかもしれないが、市場は反応してくれる今の時代、無意識に内に作られた常識という壁を打ち崩すには最適な状態なのかもしれません逆に言うと、柔軟な発想が求められるとも言えるのではないかと感じたりもしました






つくり手を使い手をつなぐ




私が一番興味を覚えたのがこの言葉でしたファクトリエの何が面白いって、工場がブランドってこと下請けだけではない、自分たちの個性を存分に発揮し世界に発信することができるファクトリエの取り組みには共感を覚えますし、応援したい気持ちになりましたただ単にものづくりだけしているのもいいですが、そこにストーリーが加わるとより興味をもって人を惹きつけるものになる英単語を単語だけで覚えるよりも例文を交えたほうが記憶しやすいと仕組みは一緒でしょうかねなかなか面白い内容の一冊でした








書評・レビューランキング